こんにちは、旅するノマドワーカーの対木理恵(ついきりえ)です。(@twinkee1001)
しばらくは旅ができないので「旅する〜〜」という紹介文もどうかなと思いますが、ひとまず今回はそのままにしておきます。
今回は新型コロナウィルスの影響により、ノマド旅の予定を1ヶ月早めて日本に帰国した経緯を書きます。
この時はまだ世界の状況がそこまで悪くなかったけど、戻る時は結構一人で焦ってた…
2020年2月下旬、私は呑気にスリランカを旅していました。この時の新型ウィルスは、中国国内での被害は拡大してきたものの、世界にはまだそこまで爆発的な広がりをみせていなかったと言う時期です。ただ、地元北海道では一足先に「緊急事態宣言」が発表されたのが2月下旬の事でした。
目次
今回のノマド旅計画
今回のノマド旅は2月〜4月の約2ヶ月の予定で、札幌発(羽田経由)ドバイ行きを往復で購入済みでした。あまり帰国日は決めたくなかったのですが、往復の方が断然安かったので、4月11日に帰国すると決めてチケットを購入。ドバイをメイン拠点にしながらも他の国に行こうという感じでした。
2月5日ドバイに到着。その後数週間滞在し、せっかくだから中東の他の国に行ってみたい!「バーレーン」が気になる、と思いたったのですが、なぜか直前でスリランカに気持ちがなびき、心がおもむくまま「インド洋の真珠」スリランカへ行くことに。
スリランカはリターンチケットも必要
ドバイからスリランカの飛行機代は思ったよりも安く、スリランカ航空の直行便で往復37,196円。スリランカは復路のチケットも必要とのことで、2週間滞在予定の往復のチケットを購入。
2月23日 スリランカに到着
深夜便だったので、寝れなかったという疲れを除けば、何事もなくスムーズに到着。その後、ローカルバスに乗ったり鉄道で移動するという旅を楽しんでいました。あまりにも見る事、やる事が沢山あったのでこの際観光ビザの範囲内、30日いっぱいに延長しようかな〜、と呑気に考えていたくらいです。ただ、この週から徐々に日本でのコロナウィルスの状況に変化が。
2月28日 北海道で緊急事態宣言と外出自粛要請
「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を発表し、この週末は外出を控えていただくようお願いいたしました。
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) February 28, 2020
皆さま自身や、皆さまの大切な人の命と健康を守るため、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス緊急事態宣言↓https://t.co/C7OYC6xzS5
私の実家は北海道、札幌市。
えええええええ!!!
という感じで、週末外出自粛、家族も友人も大丈夫かなと心配になる日々。買い占めやマスクもないと聞き、スリランカのキャンディという町でマスクを探し回りました。
見つけたマスクはバイク用のこんな感じ。
この時はもうこれは大変だ!と焦って、スリランカから実家にこのマスクを郵送で送りました。今考えれば手作りマスクで全然いけたんですけどね。でも結局これをつけてる家族をまだ一度も見てません。笑
日本への帰国を決める
そわそわ度も日に日に増してきて、旅をしていてもネットのニュースが気になってしょうがない。この時スリランカは感染者は確か2、3名程度で、規制などは一切ありませんでした。空港でのサーモグラフィ測定があったくらい。
そんな中、旅は一旦やめてもう早めに帰国しよう、と2月29日に決断。
スリランカの滞在予定を1週間早め、ドバイに一度戻り日本への帰国へ。理由は以下です。
- 日本からの渡航を制限する国が増えてきた
→え、行けなくなる国、増えてくるの?!と焦る - 行こうと思っていたバーレーン⇄ドバイ間のエミレーツ航空が飛行停止に
→飛行停止?!これからどんどん日本の感染者が増えて日本行きが飛ばなくなったらどうしよう。他の経由で帰ったとしても、乗り換えも困難になるかもしれない。。 - アブダビのヤス島で宿泊していた日本人の方もホテルに隔離
→ドバイ経由で帰国するのでその間に私も隔離されたらどうしよう(アブダビはドバイのお隣の首長国)
アブダビで自転車競技に参加のイタリアチームの2人がコロナウイルス発症、当局は滞在のYas島の2つのホテルなど、関係先・関係者に感染防止対策。 Coronavirus: Abu Dhabi Department of Health enforces quarantine at two hotels https://t.co/6dYhjmvEJs
— 福田安志 (@sadashifukuda) February 29, 2020 - ダイヤモンド・プリンセス号で隔離されそのまま死亡するケースが増えてきた
→どこかで万が一感染して、隔離されてそのまま死亡したら、さすがに日本の家族に申し訳ない…
理由があって海外にいる訳でなく、ただノマドとして旅をしているだけなので…
という事で決断しました。
この時から、自分が感染していないか、何度も体温計で熱を測っていました。結構ビビりながら。
キャンディからコロンボ、そして空港へ
決断した時はスリランカのキャンディという町に滞在していました。そこからコロンボへは約3時間かけて列車で移動。
朝6:15発の列車は前日にチケットを購入済み。本当はそのまま南下してゴールという町に行ってのんびり過ごす予定も、キャンセル。ゴールのホテルは前日に予約していて、行く気満々でした。3泊分予約したホテルはキャンセル代80%を支払い。仕方なしでした。
コロンボ到着後、一人作戦会議をするためおしゃれカフェでちょっと休憩。寝不足と疲れで本当思考能力が0に近かったような。それでもガイドブックを見て「Dilmah(ディルマ)」というスリランカの紅茶ブランドのカフェへ。いきなりスリランカ滞在最後になってしまうのだと思うと、テキトーな所には入りたくない!という最後のあがき。
カフェで飛行機チケット変更可能か色々調べましたが、メールや電話が全然繋がらず、結局そのまま空港へ。コロンボの空港は市内から遠いんです。高速に乗っても約1時間。「Pick me」という配車アプリで車を手配して向かいました。
空港でチケット変更
スリランカ航空のチケットカウンターはまさかの空港の外。空港に入るのに荷物検査して、中でカウンターを探すもなかなか見つからず。結局外にあると教えてもらい、出るにも警備員さんの許可を得て、「なんでまた出るんだ!」と怪しまれつつも外に出ました。
スリランカは2019年4月に連続爆破テロ事件があり、そのせいなのか空港での荷物検査は搭乗するまで何度もあって、どの空港よりも多かった印象です。
お昼の便に搭乗したかった
チケットカウンターで、1週間後に取っていたドバイ行きの便を今日に変更したいと依頼。もう少し早ければお昼の便に乗れたのに、時間なさすぎだからダメ、という事で夕方の便へ。しかも今日だとワンランク上(?)の席しか空いていなく追加料金、約14,600円かかると言われてしまいました。選択の余地なし。
この後ひたすら6時間くらい空港で待って、夕方の便で無事にドバイに一度戻りました。
実は私ドバイでは昨年フリーランスで住居VisaとエミレーツIDというのを取得していて、ちょうど今が更新の時期。その関係でこの後日本へ帰るのもちょっと色々と時間がかかりました。長くなってしまったので、その件と日本に帰国するまでは次回に続きます。
余談ですが、スリランカ航空のCAさん、スリランカの民族衣装のサリーがとにかく素敵なんです!!