こんにちは、旅するノマドワーカーの対木理恵(ついきりえ)です。(@twinkee1001)
ロシアのウラジオストクからハバロフスクまで、オケアン号に乗車してシベリア鉄道の旅をした乗車記をお伝えします。(乗車日:2019年12月23日〜24日)
旅人としては憧れのシベリア鉄道についに乗れた〜しかも特等車!
目次
ウラジオストクからハバロフスク
ウラジオストクからモスクワまで行くと7日間かかるのですが、ハバロフスクまでは約12時間の寝台列車の旅でシベリア鉄道に乗ることができます。「せっかくロシアに行くなら乗ってみたい!」と今回決行。
特等車の部屋
前回の記事でお伝えした通り、今回は思い切って特等車(Deluxe sleeping)に乗車しました!トイレ付〜と言うのが最大の決定打
乗車後まず部屋に案内されると、アテンダントの女性の方が翌日の朝食を聞きにきました。ロシア語のみ話す方だったので翻訳アプリを使って説明してくれましたが、残念ながら翻訳でも全然わからず(笑)。なんとなくで注文しました。
ロシア語でYesは「да(ダー)」です。なので常に「ダー、ダー」と返答。
部屋は最初このように用意されていました。
豪華!!!嬉しい!!!
ウェルカームフルーツやお菓子、飲み物など既に用意されていて、頼めば温かい紅茶も用意してくれました。ちなみに、ロシア語で紅茶やお茶は「чай(チャイ)」です。
ソファを倒すとベッドになり、上段ベッドも上手く格納されています!
部屋の全体図。
ご覧の通り、ベッドをセッティングすると全体的に結構な狭さにセッティングは自分たちで行いましたが、お願いすればやってくれるのかもしれません。
でも鉄道で完全にプライベート個室でシャワー・トイレもあり、贅沢空間です
食堂車
ずっと楽しみにしていた食堂車〜
食堂車は4号車。私たちは18号車だったので「遠い?!」となりましたが、9号車の次が18号車になっていたり、全ての車両が連なっていたわけではなく。そこまで遠くはありませんでしたが、ある程度揺られながら頑張って向かいました。

きたきた〜!

とりあえずボルシチやお魚のお料理、そしてロシアビールを注文。

興奮とちょっとした疲れにより、実はあまり味は覚えていませんが、美味しかったと思います(笑)。なんと言いますか、無事にシベリア鉄道に乗れて食堂車に来れた!という事実にただただ安堵の瞬間。。

私含め母、叔母、姉、皆興奮
寝心地
寝台列車の寝心地ですが、自動的に2段ベッド上段になった私の感想は
「かなり揺れる!!」
普段夜中に起きない私ですが、2度ほど目を覚ましました。分かります、もちろんそれも含めて旅の醍醐味です。ただ、下段の姉はとても爽やかに起きていて、快適だったとの事。
え?!?(笑)
朝食
朝7時半頃、とても手際よくアテンダントの女性が朝食を用意してくれました。

恐らくそば粉のパンケーキ、ガレットのようなものとサーモンやチーズなどなど。見た目寂しいですが美味しく満たされました!
パンケーキが乗せてあるお皿が魚で可愛い。
12時間はあっという間
ウラジオストクを20時57分に出発、その後食堂車で食事。そしてすぐ就寝。翌朝8時38分にハバロフスク着。なので結構慌ただしい。
しかもこの時12月で、日の出が朝8時40分。外はずっと暗く外の景色をゆったり楽しむ!と言う感じにはあまりなりませんでした〜

ウラジオストクから約760km北上し、寒そうなハバロフスクの駅に到着!
実際マイナス26℃!列車内はぬくぬくで暖かく、もー一気に目が覚めました。
帰り
今回の旅程は以下の通りでした。
- 1日目:新千歳→ウラジオストク(飛行機)
- 2日目:ウラジオストク観光
- 3日目:ウラジオストク→ハバロフスク(シベリア鉄道・寝台)
- 4日目:ハバロフスク観光
- 5日目:ハバロフスク→ウラジオストク→新千歳(飛行機)
シベリア鉄道で12時間かけてハバロフスクへ行ったのですが、もともと新千歳⇄ウラジオストクの往復チケットを取っていたので、帰りは飛行機で1時間20分でウラジオストクへ戻り、そのまま日本へ。と言うあっさりルート。
シベリア鉄道の旅は急遽「観光ビザ」を発行したり、本当に乗れるのかずっとハラハラだったのですが、無事に何事もなく本当に良かった〜貴重な経験で感無量でした。ウラジオストク旅行で、少しお時間のある方はこのルート、いかがでしょうか
それにしても、いわゆる本来の(?)旅人の方は現地で直接チケットを購入したり、ロシア語の中やり取りしたり、しかもネットのない中シベリア鉄道の旅をしたのかと考えると本当に凄い事ですね!